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【2025年最新】OpenAI APIとは?組織の作成方法やAPIキーの取得&お支払い設定のやり方を解説

IT技術トレンド 2025.04.15

GPT-4oを利用するための2025年最新OpenAI APIの概要と組織の作り方、APIキーの取得方法、お支払い設定についての解説記事です。

 

OpenAI APIとは?

OpenAI APIは、自然言語処理(NLP)を利用した多機能なサービスを提供する強力なプラットフォームです。特に注目されるのはテキスト生成(GPT)ですが、その他にも幅広い機能を備えています。OpenAI APIを活用することで、開発者は多様な機能を迅速に取り入れ、アプリケーションを強化できます。

APIの概要と主な機能

OpenAI APIは、以下のような多様な機能をシンプルなRESTfulインターフェースを通じて提供しています。各機能は様々なプログラミング言語で簡単に統合可能で、APIキーを使用して認証し、リクエストごとに特定のエンドポイントにデータを送信することで、各種AIモデルの応答を得ることができます。

  • テキスト生成(GPT): GPT-4oやGPT-3.5 Turboなどの先進的なAIモデルを利用して、チャットボットの構築、コンテンツ生成、翻訳、要約、質問応答など多岐にわたるタスクを実現します。OpenAI APIを使用することで、これらの機能を簡単に統合できます。
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  • 画像認識: DALL-EやCLIPなどのモデルを使用して、画像の生成や認識、画像に基づく説明生成などが可能です。これにより、画像を活用した新しいアプリケーションやサービスの開発が進められます。
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  • 音声処理: Whisperなどの音声認識モデルを利用して、音声データの文字起こしや音声合成を行うことができます。これにより、音声インターフェースを持つアプリケーションの開発が容易になります。
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  • コード生成: Codexなどのモデルを活用して、プログラムコードの自動生成やコード補完を行うことができます。これにより、開発効率が大幅に向上し、プログラマーの生産性が向上します。

さらに、OpenAIの専用ダッシュボードを通じてAPIの設定や管理が可能で、利用状況のモニタリングや課金設定の管理も容易です。OpenAI APIを使用することで、企業や個人開発者は高性能なAI技術を手軽に活用でき、イノベーションを加速させることが可能です。OpenAI APIは、その柔軟性とパワーにより、幅広いユースケースに対応できる強力なツールです。

最近の活用事例と注目ポイント

OpenAI APIは、様々な分野での活用が進んでいます。特に注目されているのがRAG(Retrieval-Augmented Generation)です。RAGは、AIが必要な情報を検索し、それを基に最適な回答を生成する技術です。例えば、企業のマニュアルや技術文書などのテキスト情報をAIに読み込ませ、その内容に基づいて質問に答える仕組みです。

API取得のやり方はやや複雑

OpenAI APIを利用するための設定手順は、やや複雑です。まずアカウントを作成し、組織という単位での設定をしたうえでAPIを発行する流れがありますが、ご自身が今どこまで設定しているのか、によってAPI取得までの画面や手順が少し変わります。そのため記事によっては全て網羅していないことがあり、こんな画面表示されないよ、、、と混乱している方もいるでしょう。

状況別API取得までの手順

OpenAI APIを利用するための設定手順は、ご自身の状況により異なります。以下の3つのパターンがあり、それぞれ記事をご用意しましたので、ご状況に合った記事をご参照ください。

Aさん:アカウントを新規作成する方はこちらの記事

Bさん:アカウントをお持ちで、組織作成がまだの方(当記事)

Cさん:アカウント・組織ともに設定済みの方はこちらの記事

ここでは、既にアカウントをお持ちで、組織設定がまだの方向けに組織の作成方法を説明します。

組織作成の始め方

以下の手順で組織を作成してください。

OpenAI Platformにアクセスし、ログインします。

次にログイン後、画面右上の「Start building」をクリックして組織作成画面へ進みます。

以上で組織作成画面へと進みます。次は「組織設定・APIキー取得・お支払い設定」に進んでください。

組織設定とAPIキー取得・お支払い設定

API利用に必要な組織設定、APIキー取得、お支払い設定を順番に説明します。

組織の基本設定

Organization Name(組織名)の設定

組織名とは、OpenAIのサービス内で複数のユーザーが共同でリソースや請求情報を管理するための単位です。管理や請求の明確化、API利用状況の一元管理が可能になるため、用途やチームに関連したわかりやすい名前を推奨します。

技術レベルの選択

技術レベルを「Very technical」「Somewhat technical」「Not technical」から選択します。ご自身の技術背景に合わせて選んでください。ITに関しての技術者でなければ、「Not technical」で問題ありません。

・Very technical:ソフトウェア開発者、AI研究者など

・Somewhat technical:プロジェクトマネージャー、デザイナーなど

・Not technical:非技術系のビジネス職、管理職など

2項目とも設定が完了しましたら「Create organization」をクリックしてください。

Invite your team(チーム招待)

組織内で複数のメンバーと共同で管理する場合、ここでメンバーを招待します。一人でAPIを利用する場合や、後から追加する場合には、下部にある「I’ll invite my team later」を押し、スキップしても構いません。

メンバーを招待したい場合は、招待するメンバーのメールアドレスを入力し、各メンバーに「オーナー」または「メンバー」の役割を割り当てます。

・オーナー:組織管理およびメンバー管理

・メンバー:API利用や基本的な情報の閲覧

APIキーの取得手順

次に、OpenAI APIを利用するための「APIキー」を発行します。APIキーとは、サービスやアプリケーションからOpenAIのAPIを呼び出す際に必要な認証情報です。以下の手順で設定を行います。

API key name(APIキー名):APIキーを管理しやすくするための識別名です。後で用途を区別できるように、具体的な使用目的やサービス名を記入します。例えば、「開発環境用キー」「画像生成プロジェクト用」など、明確で分かりやすい名称をおすすめします。

Project name(プロジェクト名):APIキーを関連付けるプロジェクトの名前です。OpenAIではプロジェクト単位でAPIキーを管理できる仕組みがあるため、請求やリソースの管理を効率的に行うために重要です。「チャットボット開発」や「画像認識アプリ」など、APIを利用する具体的なプロジェクト名を入力してください。

上記の項目を入力後、「Generate API Key」ボタンをクリックするとAPIキーが生成されます。

生成されたAPIキーは画面に表示されますが、これは一度限りの表示です。再度確認することができませんので、必ず安全な場所に控えておくようにしてください。また、セキュリティを確保するため、APIキーは第三者と共有しないよう厳重に管理してください。

以上で、OpenAI APIの利用準備が整います。次の「お支払い設定とクレジット管理」へお進みください。

お支払い設定とクレジット管理

OpenAI APIを利用するには、APIの利用料金に充てるためのクレジット(前払い料金)の購入が必要です。以下の手順に沿ってクレジットを追加してください。

「Add some API credits」ページにアクセスすると、クレジット購入画面が表示されます。最小購入額は5ドルから設定可能です。購入したい金額を選択し、「Purchase credits」をクリックします。

次に、「Add a payment method(支払い方法の追加)」というダイアログが表示されるので、クレジットカード情報と請求先住所を入力します。

すべての項目を入力後、「Add payment method」をクリックすると、「Confirm payment(支払いの確認)」画面へ進みます。

表示された支払い金額とクレジットカード番号に間違いがなければ、「Confirm payment」をクリックしてクレジットの購入を完了してください。

自動リチャージ機能(任意)

クレジット残高が一定額を下回った際、自動的に指定した金額のクレジットを追加購入する「自動リチャージ」を設定することもできます。この機能を利用することで、APIの利用が途中で停止するリスクを回避できます。

クレジットを追加しない場合の注意点

このステップをスキップすると、アカウントのクレジット残高はゼロのままになります。クレジット残高がゼロの場合、APIを利用することはできません。APIを利用するためには、クレジットを追加する必要があります。

クレジット管理の注意点

・購入したクレジットには1年間の有効期限があります。期限を過ぎると未使用のクレジットは失効しますので、定期的に確認しましょう。

・現在、OpenAIの支払い方法は前払い(プリペイド)のみとなっています。購入したクレジットがなくなるとAPIの利用が停止しますのでご注意ください。
(※2025年4月15日時点)

APIを円滑に運用するためには、クレジットの残高管理が重要です。自動リチャージ機能を適切に設定し、定期的に残高を確認して、必要に応じて追加購入を行うことを推奨します。

OpenAI API連携で使えるサービス

生成AIチャットボット POPAUP

POPAUP(ポパップ)はホームページやブログ、ECサイトなどのWebサイトにオリジナルの生成AIチャットボットを最短即日で導入し、OpenAIの学習不要でお問い合わせ対応の自動化を実現するクラウドサービスです。ChatGPT連携でお問い合わせ対応の工数削減、業務負荷、精神的負荷を軽減することができ、無料でお試しいただけます。

詳しくはこちらから↓

https://viva-eureka.com/service/popaup/

また、この記事を読む方の中にはOpenAIのAPIを活用し、生成AIチャットボットの構築を考えている方もいるでしょう。APIを使ったチャットボットは、社内ナレッジの共有、顧客からのお問い合わせ対応、社内のサポートデスクでの活用などの様々な目的があるかと思いますが、チャットボットを導入する際にはいくつか注意点があり、事前に把握し対策をしておいた方が良いでしょう。そんな方の為に、今回は「チャットボット導入における「失敗ケース5選」の紹介集」をご用意いたしましたので、よろしければこちらもご覧ください。

まとめ

以上が、2025年最新のOpenAI APIの概要とAPIキーの取得方法、およびお支払い設定についての解説です。この記事の手順に従って設定を行うことで、最新モデルGPT-4oを利用するための準備が整います。これからも、OpenAI APIを活用して様々なユースケースに対応していきましょう。
また、RAG(Retrieval-Augmented Generation)の活用法についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もご参照ください。

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