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ECサイト構築の基本と必要な準備|食品EC・通販の始め方完全ガイド

ECサイト 2025.02.06

ネットショップで食品を売るには?ECサイト構築の基本と必要な準備

食品ECを始めたいけど、何から準備すればいいか分からない…そんな個人事業主や小規模事業者の方に向けて、ECサイト構築の基本と必要な準備を徹底解説!法規制の確認、サイト設計、物流、集客まで、成功するためのステップを詳しくご紹介します。

食品EC市場は今後も伸びる見通し

近年、食品EC市場は急成長を遂げています。特に新型コロナウイルスの影響を受け、オンラインで食品を購入する消費者が増加しました。さらに、特定の商品に特化したECサイトや、サブスクリプション型のサービスも人気を集めています。

これから食品ECを始めようと考えている方にとって、市場はまだまだ拡大の余地があります。しかし、食品をオンラインで販売するためには、一般的なECサイトとは異なる準備や法規制の対応が必要です。本記事では、食品ECサイトを成功させるための基本的な構築方法と準備について詳しく解説します。

食品、飲料、酒類におけるEC市場とEC化率の推移をまとめた資料を作成しました。以下からダウンロードお願いします。

食品ECサイトを始める前に決めること

どんな食品を販売するか?

食品ECを始めるためには、まず「何を売るのか」を明確に決めることが重要です。

  • 生鮮食品(野菜、果物、魚、肉など)
  • 加工食品(レトルト食品、調味料、お菓子など)
  • 飲料・酒類(日本酒、ワイン、コーヒーなど)
  • 健康食品(サプリメント、オーガニック食品など)
  • 地域特産品(郷土料理、伝統食材など)

それぞれのカテゴリによって、販売方法やターゲット顧客、必要な許可が異なります。特に個人や小規模事業者の場合、地域性や独自性を活かした特産品の通販は差別化のポイントになります。

ターゲット顧客を明確にする

ターゲット顧客を明確にすることで、サイトのデザインやマーケティング戦略を適切に設計できます。

  • BtoC(個人向け販売): 主婦や単身者、健康志向の高い層、グルメ好きなど
  • BtoB(企業向け販売): レストラン、カフェ、小売業者など

ターゲットが明確でないと、商品開発やマーケティング施策がブレてしまいます。これからECサイトで販売を始めようとしている方は既に店舗での取引実績があり、既に決まっているかと思いますが、商品によって直売で個人の消費者に向けて販売、小売りや卸向けに販売するなど分けている場合は必要な取引プロセスや書類が違うことが多いので注意が必要です。

また、店舗では売れているから大丈夫と思っていても、ネット通販では競合や顧客層、商習慣が違う場合があるため、必ずしもインターネット上でアクセスがあるとは限りません。小規模での食品通販の始め方としては、まず既存顧客や地元の口コミから広げていく戦略が効果的です。

ターゲット市場を明確にすることで、ECサイトの売上が大きく変わります。成功するための具体的な戦略を知りたい方は、こちらをご覧ください。

価格設定と利益計算

ECサイトを運営するには、販売価格の設定が重要です。

  • 原価 + 運営コスト + 配送料 + 利益率 を考慮して価格を決める
  • 競合分析を行い、適正な価格帯を設定する
  • サブスクリプションやセット販売でリピート率を高める工夫をする
  • 小規模事業者の場合、初期は送料込みの価格設定にすると購入率が上がりやすい

個人や小規模事業者の場合、大量仕入れができないため原価率が高くなりがちです。その分、付加価値(ストーリー、品質、希少性)で価格を正当化する戦略が重要になります。

食品ECに必要な法規制・許可を確認しよう

食品を販売するには、特定の法律や許可が必要です。個人事業主として食品販売を始める際は、必ず事前に確認しましょう。

食品衛生法と営業許可

食品の販売には、食品衛生法に基づく営業許可が必要なケースがあります。2021年の法改正により、許可・届出制度が大きく変わったため最新情報の確認が必須です。

必要な許可の種類

  • 製造販売:自分で食品を製造して販売する場合は「食品製造業許可」が必要
    • 菓子製造業、そうざい製造業、食肉製品製造業など業種ごとに許可が必要
    • 製造場所の施設基準を満たす必要がある
  • 小分け販売:既製品を開封・再包装して販売する場合は「製造行為」に該当し、該当業種の営業許可が必要です。包装を開けずに転売する場合は不要ですが、自治体によっては届出を求められる場合があります
  • 単純転売:包装された食品をそのまま転売する場合は原則許可不要(ただし食品衛生責任者の設置は推奨)
  • 酒類販売:酒類販売には「通信販売酒類小売業免許」が必要

食品衛生責任者の設置

営業許可を取得する場合、食品衛生責任者を1営業所につき1名以上配置する必要があります。資格取得には都道府県が実施する講習会を受講します。

食品表示法への対応

食品を販売する際は、食品表示法に基づく表示が必要です。

通販では、商品パッケージ上だけでなく、販売ページ上にも同様の表示内容を明記する必要があります。

不適切な表示は法律違反となるため、最寄りの保健所に相談しながら進めることをおすすめします。

特定商取引法の表示義務

ECサイトでは「特定商取引法」に基づき、以下の情報を明記する必要があります。

 

  • 事業者の名称(個人の場合は氏名)、所在地、連絡先
  • 商品価格、送料、支払い方法
  • 商品引渡時期(発送までの日数)
  • 返品・キャンセルポリシー
  • 特定商取引法に基づく表記ページの設置

個人事業主として自宅で販売する場合でも、事業所所在地の記載は必須です。プライバシーが気になる場合は、バーチャルオフィスの利用も検討できます。

その他の注意点

  • 健康食品:薬機法(医薬品医療機器等法)に抵触する効果効能の表示は禁止
  • 有機食品:有機JAS認証がないと「オーガニック」「有機」の表記は使えない
  • 輸入食品:食品衛生法に基づく輸入届出が必要

ECサイトの構築方法を選ぶ

個人や小規模事業者が食品EC・通販を始める際のプラットフォーム選びは、予算と目的に応じて選択しましょう。

モール型EC vs 自社EC

モール型EC
(楽天・Amazon・等)
自社EC
(Shopify・BASE・STORES)
初期費用 低め〜高め 低め〜中
集客 しやすい(既存の流入がある) 難しい(SEOや広告が必要)
カスタマイズ性 低め 高い
手数料 高め(販売手数料が発生) 低め
ブランディング 難しい しやすい
ポジション 初期の集客に◎ 中長期のブランド構築に◎

初心者には、手軽に始められるモール型ECが向いていますが、ブランド力を高めたい場合は自社ECを検討しましょう。

カートシステム・プラットフォームの選び方

  • Shopify:カスタマイズ性が高く、海外販売にも強い
  • BASE:初心者向けで、手軽に始められる
  • STORES:デザインテンプレートが豊富で、直感的に使いやすい
  • 楽天市場Yahoo!ショッピング:集客力が高く、初月から売上が期待できるが、初期費用・月額費用が比較的高め

食品ECサイトの設計と必要機能

魅力的な商品ページの作り方

食品通販では、実物を見られない分、商品ページの作り込みが購入率を左右します。

  • 写真:高品質な画像を複数枚使用する
    – 商品全体、アップ、使用シーン、パッケージ
    – 自然光での撮影が食品を美味しそうに見せるコツ
  • 商品説明:特徴やこだわり、食べ方を詳しく記載する
    – 生産者の思い、製法、原材料へのこだわり
    – 調理方法やレシピ提案
    – 特産品通販のポイントは地域の物語や背景を語ることで付加価値UP
  • レビュー機能:購入者の声を掲載し、信頼性を向上させる

決済方法の選定

顧客の利便性を考え、複数の決済方法を用意しましょう。

  • クレジットカード(必須)
  • コンビニ決済
  • 銀行振込
  • 代金引換(食品通販では根強い需要)
  • 後払い(NP後払い、Paidyなど)
  • 電子マネー・QRコード決済

また、サブスクリプション(定期購入)は、食品ECでリピート率を高める有効な手段です。

食品ECに必須の物流・配送の準備

食品ECでは配送の品質が顧客満足度に直結します。事前に対応可能な配送業者を調べ、最も適した配送方法を把握しておきましょう。

温度帯別の配送方法

  • 常温便:加工食品、調味料、お菓子など
  • 冷蔵便(チルド):生鮮食品、乳製品、要冷蔵の加工品
  • 冷凍便:冷凍食品、アイスクリーム、魚介類
  • 保冷配送:短時間なら保冷剤で対応可能な商品

配送業者の選定

  • ヤマト運輸:クール宅急便が充実、小規模事業者でも契約しやすい
  • 佐川急便:法人向けだが、飛脚クール便あり
  • 日本郵便:ゆうパック(冷蔵・冷凍)は全国均一料金で離島にも強い
  • 地域配送業者:地方の特産品通販なら地元業者の方が安い場合も

発送までのリードタイムの設定

顧客は早い配送を期待しています。

  • 注文から発送までの日数を明確に表示
  • 小規模事業者は「受注後○営業日以内に発送」と余裕を持たせる
  • 繁忙期(お歳暮、お中元)の対応計画も事前に

適切な梱包材の選定と保存方法

食品EC・通販では、商品の品質を保つ梱包が不可欠です。梱包のポイントは以下です。

  • 商品が動かないようしっかり固定
  • 温度帯が異なる商品は分けて発送
  • 開封しやすく、見栄えの良い梱包を心がける
  • 商品到着後の保存方法を明記し、クレームを防ぐ

集客とマーケティング戦略

ECサイトを作っただけでは売れません。個人や小規模事業者こそ、戦略的な集客が必要です。

SEO対策

ホームページだけでなくECサイトもSEO対策は必須です。

例えば、商品名+「通販」「お取り寄せ」などのキーワードを消費者がGoogle検索することを想定し、あらかじめトップページや商品ページにキーワードを入れましょう。

また、ブログ記事を活用しコンテンツの量と質を高めることで、購入までの導線構築だけでなくSEO対策としても良い影響があります。

SNSマーケティング

販売する商品やターゲットによってマーケティングの手法は変えるべきです。個人・小規模事業者はSNSでストーリーを発信することで、大手にはない親近感を生み出せます。

例えば10~20代の女性向けに美容食品を販売する場合は、
・Instagramで継続的に商品写真を発信

・LINEでリピーター向けクーポン配信
などの施策が考えられます。事前にどのメディアにどのような利用層が多いのか調査しておくとよいでしょう。

口コミ・レビューの活用

小規模食品通販では、初期顧客の口コミが非常に重要です。

  • 購入者にレビュー投稿を依頼(インセンティブ付きも効果的)
  • 良いレビューをSNSやサイトトップで紹介
  • お試しセットを作り、新規顧客のハードルを下げる

まとめ:個人・小規模事業者が食品EC・通販を成功させるためのポイント

  • 法規制を確認し、必要な許可を取得する
  • 商品のターゲットを明確にし、価格設定を適切に行う
  • 適切なECプラットフォームを選択し、集客戦略を立てる

食品EC・通販は準備が多い分、しっかり対策をすれば個人や小規模事業者でも成功のチャンスが広がります。特に地方の特産品や職人技が光る商品は、大手にはない魅力で顧客を惹きつけられます。しっかり計画を立てて、ネットショップの運営を成功させましょう!

自社でECサイトを構築するのが難しい場合は専門家に相談を

食品をECサイトで販売する流れはわかったけど、自社でECサイトを構築するのは大変、時間がなかなか取れない、とお悩みの場合は弊社にご相談ください。

弊社ではECサイトの構築やリニューアル、カスタマイズなどをご支援しています。

ShopifyやmakeShop byGMOなどのサービスでは比較的簡単にECサイトを構築することが可能ですが、細かなデザインやオリジナルの機能を付けたいなどといった場合にはプログラミングが必要になります。

システムに強い開発会社が中〜大規模のECサイトの新規開設・リプレイスから複数ECサイトの統合、運用までご支援いたします。個人事業主や小規模事業者の方でも、将来的な拡大を見据えたシステム設計をサポートいたします。

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